生活及び精神的なデメリット

正社員と比べると基本給や手当の金額が低くなることが多い

期間工は、実務経験やスキルがそれほど重視されず未経験でも働けることがあるものの、正社員と比べて基本給や手当の金額が低めに設定されるケースが多く見られます。そのため、賃貸マンションやアパートを借りて生活をする場合には、地域にもよりますが家賃の負担が大きくなり、毎月の食費や水道光熱費まで手が回らなくなってしまうリスクもあります。こうした問題を防ぐには、各地のメーカーや工場の中でも、期間工に対しても正社員と同じ条件で社員寮を提供しているところや、毎月数万円の住居手当を支給しているところを勤務先に選ぶのがおすすめです。また、同じ工場で長く働きながら業務に役立つ資格や免許を取って給料アップを目指すという方法もあります。

基本的に短期間の雇用となるため将来的な安定収入が見込めない

期間工の働き方は、工場の方針や従業員数、配属先などによりますが基本的には数か月から一年程度の短期間の雇用となり、将来的に安定した待遇で働くのが難しいといったデメリットがあります。例えば、業績があまり良くない工場においては、雇用契約の更新ができなかったり、当初と比べて基本給が少なくなってしまったりすることもあるため、慎重に職場探しをする必要があります。自動車や機械製品などをメインに扱う大手メーカーの中には、勤務態度が良く年間の成績が優秀な期間工を対象として積極的に社員登用を行っているところも少なくありません。そこで、一箇所の工場でキャリアアップを図りたい人は、就職活動を通じて社員登用の実績が豊富なメーカーの求人に目を通しておきましょう。